銀歯・CAD/CAM・セラミックの違いとは?詰め物の種類とメリット・デメリット|福岡市南区曰佐の福岡南区あつみ歯科医院

〒811-1313福岡県福岡市南区曰佐1-24-17

092-707-9515

WEB予約
ヘッダー画像

銀歯・CAD/CAM・セラミックの違いとは?詰め物の種類とメリット・デメリット

銀歯・CAD/CAM・セラミックの違いとは?詰め物の種類とメリット・デメリット|福岡市南区曰佐の福岡南区あつみ歯科医院

2026年8月25日

銀歯・CAD/CAM・セラミックの違いとは?詰め物の種類とメリット・デメリット

はじめに:虫歯治療の「詰め物」、何を基準に選べばいいの?

「虫歯の治療が終わったけれど、詰め物の種類がたくさんあって選べない」 「保険の銀歯と、最近よく聞く白い歯(CAD/CAMやセラミック)は何が違うの?」

このように、虫歯治療の最終段階で「詰め物(インレー)」の材質選びに頭を悩ませる方は非常に多いです。

詰め物の選択は、単に「見た目の色(銀か白か)」だけでなく、それぞれの素材の耐久性、歯を長持ちさせる力、そしてアレルギーのリスクなど、将来のお口の健康に深く関わっています。

今回は、代表的な3つの材質である「メタルインレー(銀歯)」「CAD/CAMインレー(樹脂と陶器の混合)」「セラミックインレー(陶器)」について、特定の治療を偏って推奨することなく、それぞれの特徴とメリット・デメリットを中立的に詳しく解説します。

図解:詰め物(インレー)の材質別特徴と寿命の目安

それぞれの詰め物の見た目、耐久性、接着の仕組みの違いについて、以下の比較表イラストをご覧ください。

イラストの解説

下部の説明ボードに記載の通り、どの高品質な素材を選択しても、デコボコした「歯並びの乱れ」があると、境目にプラークが溜まり、詰め物のやり直しリスクが非常に高くなります。

[1] メタルインレー(左側): 保険適用の金属です。強度が非常に高いものの、金属アレルギーのリスクがあり、すき間から二次虫歯になりやすいのが特徴です(寿命目安:約5年から7年)。
[2] CAD/CAMインレー(中央): 保険が使える白い素材です。金属アレルギーがありませんが、プラスチックを含むため経年での変色や強度の限界があります(寿命目安:約4年から6年)。
[3] Ceramicインレー(右側): 自由診療の陶器です。天然の歯と見分けがつかない美しさがあり、汚れがつきにくく歯と一体化するため二次虫歯のリスクが最も低いです(寿命目安:約10年から15年以上)。

各材質の特徴とメリット・デメリットの比較

それぞれの素材がお口の中でどのような働きをするのか、詳しく解説します。

[材質1] メタルインレー(金属・主に金銀パラジウム合金)

古くから日本の保険診療で広く使用されている、いわゆる「銀歯」です。

メリット: 金属製のため非常に頑丈で、強い力がかかる奥歯に使用しても割れるリスクが極めて低いです。保険適用のため、治療費を抑えることができます。
デメリット: 銀色のためお口の中で非常に目立ちます。また、長年使用することで金属がだ液で溶け出し、体内に蓄積して金属アレルギーを引き起こしたり、歯ぐきが黒く変色(メタルタトゥー)したりするリスクがあります。また、金属であるため変形することですき間が生じ、2次むし歯になることがあります。
・接着と寿命: 歯と詰め物をセメントの「摩擦力」で留める(合着する)ため、経年劣化によってセメントが溶けると、歯と金属の間に微細なすき間ができ、そこから再び虫歯が再発(二次虫歯)しやすくなります。平均的な寿命の目安は約5年から7年程度です。

[材質2] CAD/CAMインレー(キャドキャム・ハイブリッドレジン)

プラスチック(レジン)に、セラミック(陶器)の粉末を混ぜ合わせた白い素材です。一定の条件を満たせば保険が適用されます。

メリット: 保険適用でありながら白い詰め物にできるため、費用を抑えて審美性を高められます。金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。
デメリット: プラスチックを含んでいるため、数年使用するうちに水分を吸収して徐々に黄色く変色し、表面が磨耗してすり減ってきます。また、セラミック単体に比べて強度が低く、硬いものを噛んだ際に割れたり欠けたりするリスクがあります。
・接着と寿命: 専用の接着用セメントで化学的に結合させますが、素材自体が吸水性を持つため、年月の経過とともに接着力が低下しやすいです。平均的な寿命の目安は約4年から6年程度です。

[材質3] セラミックインレー(100パーセント陶器)

お皿などに使われる陶器(セラミック)を歯科用に強化した素材です。自由診療(全額自己負担)となります。

メリット: 天然の歯に極めて近い自然な白さと透明感を再現できます。表面がガラスのように滑らかなため、虫歯の原因となるプラーク(歯垢)が非常につきにくいです。経年での変色や劣化がほとんどありません。
デメリット: 健康保険が使えないため、初期の治療費用が高額になります。また、金属のような「粘り強さ(柔軟性)」がないため、極度の歯ぎしりや強い衝撃がかかると、稀に欠けたり割れたりすることがあります。
・接着と寿命: 歯と化学的に完全に一体化させる「強固な接着」技術を使用するため、境目から細菌が侵入する隙間がほとんど生まれません。これにより、二次虫歯の発生リスクを極めて低く抑えられます。平均的な寿命の目安は約10年から15年以上と長期にわたります。

どの材質でも最も重要なのは、詰め物の寿命を縮める「二次虫歯」の予防

どんなに高価で優れた詰め物を入れても、治療後にその詰め物の下で再び虫歯ができる「二次虫歯」になってしまっては、せっかくの治療が台無しになります。詰め物の寿命を決める最大の要因は、この二次虫歯をいかに防ぐかです。

詰め物のやり直しを防ぐカギは「歯並び」にあり

二次虫歯ができる最大の原因は、ハブラシが届かない「磨き残しの隙間」にあります。

歯と歯が重なり合ってガタガタしている歯並び(叢生など)があると、プラークが常に詰め物の継ぎ目に溜まり続けます。 これは、メタル、CAD/CAM、セラミックのどの材質を選択したとしても同じです。汚れが溜まる環境のままであれば、やがて接着部分が破壊され、必ず再発してしまいます。

小児矯正(子どもの矯正)や成人矯正(大人の矯正)によって歯並びを一列に整えることは、見た目の美しさを手に入れるだけでなく、「ハブラシが簡単に届き、汚れを完全に落とせるお口の環境をつくる」という、治療した詰め物を一生やり直さずに長持ちさせるための最も強力な予防医療なのです。

まとめ:特徴を正しく理解し、磨きやすいお口を整えましょう

メタルインレー、CAD/CAMインレー、セラミックインレーには、それぞれ費用、見た目、耐久性、アレルギーのリスクといったメリットとデメリットがあります。 それぞれの特徴を中立的に比較し、ご自身の目的(長く持たせたい、費用を抑えたい、白くしたい等)に合わせて最適なものをお選びいただくことが大切です。

そして、選んだ詰め物を長持ちさせるために、毎日のハミガキがしやすい「きれいな歯並び」を整えておくことを、ぜひお口の将来の投資として視野に入れてみてください。

福岡市南区で虫歯治療や予防歯科のご相談なら「福岡南区あつみ歯科医院」へ

私たち「福岡南区あつみ歯科医院」では、保険適用の銀歯やCAD/CAM治療から、自費のセラミック治療まで、患者様のご希望や健康状態に合わせて最適な選択肢を客観的にご提案しております。

また、治療した部位の再発を防ぎ、お口の健康を長く保つためのメンテナンスや、磨き残しのないお口をつくるための矯正治療(小児矯正・成人矯正)まで、トータルでサポートしております。どうぞ安心してお気軽にご相談ください。

当院では無料相談を受け付けています。

監修者プロフィール

院長渥美 真悟(あつみ しんご)

所属学会

  • 日本歯科麻酔科学会 会員
  • 日本歯科インプラント学会 会員

TOP