遺伝だけじゃない?子どもの「受け口」を引き起こすお口のクセと生活環境|福岡市南区曰佐の福岡南区あつみ歯科医院

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遺伝だけじゃない?子どもの「受け口」を引き起こすお口のクセと生活環境

遺伝だけじゃない?子どもの「受け口」を引き起こすお口のクセと生活環境|福岡市南区曰佐の福岡南区あつみ歯科医院

2026年8月12日

遺伝だけじゃない?子どもの「受け口」を引き起こすお口のクセと生活環境

はじめに:子どもの受け口に気づいたら。「遺伝だから仕方ない」の誤解

「子どもの下の歯が前に出ているけれど、これはパパやママの遺伝なのかな?」 「まだ小さな子どもなのに、受け口は今から直せるのだろうか……」

お子様の「受け口(下顎前突症:かがくてんとつしょう)」に気づいたとき、多くの親御さんがこのように「遺伝」を真っ先に思い浮かべ、諦めてしまったり、どう対処してよいか悩まれたりします。

確かに、受け口には骨格の遺伝的な要因も関係していますが、実はそれだけではありません。日常の**「お口の悪いクセ(悪習癖:あくしゅうへき)」や、口呼吸・姿勢といった「生活環境」**が、受け口を発生させたり、さらに悪化させたりする大きな原因になっていることが分かっています。

逆を言えば、骨格が柔らかく成長段階にある子どものうちに、これらの原因となるクセや環境を取り除いてあげることで、受け口の予防やスムーズな改善へと導くことが可能です。

今回は、受け口を引き起こす日常のクセと環境の影響、そして子どものうちに対処すべき理由を分かりやすく解説します。

図解:お口のクセ(舌の低い位置)が受け口を引き起こす仕組み

まず、お口のクセがどのようにお子様のあごの成長に力を加え、受け口(下顎前突)を作ってしまうのか、以下のイラストをご覧ください。

イラストの解説

左側(時間の経過): 普段の何気ない生活の中で、お口の緊張感が緩み、舌の位置が下がった状態が日常的に続いていきます。
右側(あごの骨格への影響): 舌が上あごの天井から離れ、下の前歯の裏側に常に押し当てられるような低い位置(低位舌)になります。すると、舌が下の前歯を前方に押し出す力(上の赤い矢印)と、下あごの骨自体を前に成長させる力(下の赤い矢印)が働き、受け口の骨格が形成されてしまいます。

受け口(下顎前突症)を招く代表的な「お口の悪いクセ」

あごの骨の成長バランスを崩してしまう、特に注意すべきお口のクセを詳しく見ていきましょう。

クセ①:舌の低い位置(低位舌:ていいぜつ)

本来、お口を閉じているとき、舌は「上あごの天井部分(口蓋)」にピタッと吸い付いているのが正しい状態です。 しかし、お口のまわりの筋力が弱いお子様は、舌が重力で下あごの底に落ちてしまいます。

お口への影響: 下がった舌は、下の前歯を内側から常に前に押し出すことになります。また、上あごを内側から広げて支える力がなくなるため、上あごの横幅が狭く小さくなり、相対的に下あごが大きく前に突き出た受け口の骨格になってしまいます。

クセ②:舌を前に突き出すクセ(舌突出癖:ぜつとつしゅつへき)

つばを飲み込むときや、おしゃべりをするときに、舌を前歯のすき間に突き出したり、下の前歯を裏から強く押したりするクセです。

お口への影響: 持続的に下の前歯に前方向への強い力が加わるため、下の前歯が前方に傾き、上の前歯を乗り越えて受け口を悪化させます。

受け口を助長する「お口の環境」(姿勢・呼吸)

お口のクセだけでなく、全身の「姿勢」や「呼吸」といった環境も、受け口の発達に深く関わっています。

環境①:口呼吸(お口ポカン)

アレルギー性鼻炎などにより鼻で息ができず、常に口で呼吸をしていると、気道(のど)を広げて呼吸をしやすくするために、自然と下あごを前に突き出す姿勢をとるようになります。この状態が習慣化すると、下あごの成長が前方に促され、受け口になりやすくなります。

環境②:猫背やうつむき姿勢

スマートフォンやタブレットをうつむき加減で見続けたり、猫背の姿勢が続くと、首やあごのまわりの筋肉のバランスが崩れ、下あごが前に出やすい骨格的環境を作ってしまいます。

子どもの時期(小児矯正)に受け口の環境を改善すべき理由

受け口の治療において、あごが成長段階にある子どもの時期(特に3歳〜8歳頃の早期)に対応することは極めて重要です。

あごの成長バランスを整える: 上あごの骨の成長ピークは10歳頃と非常に早く終わってしまいます。この時期を迎える前に、上あごの成長を促し、下あごの過度な前方発育を抑制する装置(ムーシールドや床装置など)を使用することで、骨格のズレを綺麗に整えることができます。
お口の筋肉トレーニングとの併用: 装置で骨格を整えるのと同時に、正しい舌の位置や鼻呼吸を身につけるトレーニング(バイオファンクショナルテラピー)を行い、受け口を招く「クセと環境」を根本から改善します。

まとめ:遺伝と諦めず、日常のクセや環境に目を向けよう

お子様の受け口(下顎前突症)は、決して遺伝だけが原因ではありません。日頃の「低い舌の位置」や「口呼吸」といったお口のクセや環境が、あごの骨の正常な発育を妨げていることが多くあります。

あごがこれから成長しようとしている子どもの時期であれば、これらのクセを改善し、適切なサポートを行うことで、健康的な噛み合わせと美しい横顔へと導いてあげることができます。

「うちの子、少し受け口気味かな?」と感じたら、タイミングを逃さないためにも、まずは一度、専門医に相談してみることを強くお勧めします。

福岡市南区でお子様の受け口や噛み合わせのご相談なら「福岡南区あつみ歯科医院」へ

私たち「福岡南区あつみ歯科医院」では、お子様お一人おひとりのあごの骨の成長バランスを精密に分析し、受け口の根本的な原因(骨格的なズレや、舌・呼吸のクセ)にアプローチする小児矯正を行っています。

ただ歯を並べるだけでなく、お口の筋肉トレーニング(バイオファンクショナルテラピー)などを通じて、健康的な発育をトータルでサポートいたします。お子様のお口や噛み合わせで気になることがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

当院では無料相談を受け付けています。

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監修者プロフィール

院長渥美 真悟(あつみ しんご)

所属学会

  • 日本歯科麻酔科学会 会員
  • 日本歯科インプラント学会 会員

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