2026年9月08日

「歯を失ってしまい、入れ歯を作ることになった…」 「今使っている入れ歯だと、たくあんや硬いお肉がうまく噛めない…」 「入れ歯にすれば、若い頃と同じように何でもバリバリ食べられるのかな?」
虫歯や歯周病、怪我などで大切な歯を失った際、最も一般的な治療法として選ばれるのが「入れ歯(義歯)」です。
しかし、「入れ歯を入れれば、自分の歯とまったく同じように何でも噛めるはず!」と過度な期待をしてしまうと、実際の噛み心地とのギャップに戸惑ってしまうことがあります。
今回は、福岡市南区の「あつみ歯科医院」が、入れ歯の種類ごとの特徴や、知っておきたい「入れ歯で噛める力の限界」、そしてお口の状態に合わせたピッピッタリ合う入れ歯の選び方についてわかりやすく解説します。
1. 入れ歯を入れたら「昔と同じように噛める」と思っていませんか?
お食事は、人生の中で最も大きな楽しみの一つです。だからこそ、歯を失ったときに「また好きなものを美味しく食べたい」と願うのは当然のことですよね。

確かに、入れ歯を入れることで見た目が整い、お口の容姿や発音が改善し、食事もしやすくなります。
しかし、歯科医学的には**「入れ歯は、失った歯の見た目と機能を補う優れた道具であるが、自分の本物の歯と完全に同じ感覚に戻るわけではない」**という現実があります。
この「入れ歯の機能的な限界」を正しく理解し、ご自身のお口に合った入れ歯の種類を選ぶことが、お食事の満足度を上げるためにとても重要なのです。
2. 天然歯と入れ歯の決定的な違い「噛める力の限界」とは?
なぜ、入れ歯になると自分の歯のときのように硬いものが噛みにくくなるのでしょうか。そこには、歯を支える構造の違いがあります。

自分の歯(天然歯)と入れ歯の「噛む力」の比較
自分の歯(天然歯)の根っこは、あごの骨の中にしっかり埋まっており、「歯根膜(しこんまく)」というクッション兼センサーに守られています。そのため、自分の体重と同じくらいの強い力(数十kg)で噛むことができます。
一方、入れ歯(特に総入れ歯)は、あごの粘膜(歯茎)の上に乗っかっている構造です。やわらかい歯茎に圧力がかかるため、あまり強い力をかけることができません。
一般的に、入れ歯の噛む力(咀嚼能力)は、自分の歯の**「約20%〜30%(1/3〜1/4程度)」**まで低下すると言われています。
入れ歯で「噛みやすいもの」と「工夫が必要なもの」
「何でも噛める」わけではありませんが、お口にピッタリ合うように調整された入れ歯であれば、工夫次第で毎日の食卓を十分に楽しむことができます。
・噛みやすい食べ物: お豆腐、煮物、やわらかいお肉、卵料理、ハンバーグ、うどんなど。
・噛みにくく注意が必要な食べ物: たくあんや煎餅などの硬いもの、お餅やイカ・タコなどの粘り強く噛み切りにくいもの。
・隙間に入りやすい食べ物: ゴマ、イチゴの種、イチジクなど細かい粒子状の食べ物は、入れ歯と歯茎のすき間に入り込み、激しい痛みを感じやすくなります。
3. お口の状態とご希望でここまで違う!「入れ歯の種類」
一口に「入れ歯」と言っても、残っている歯の数や、保険診療・自由診療の違いによって、さまざまな種類と設計が存在します。

1. 保険診療の入れ歯(コストを抑えたい方)
・保険の総入れ歯(総義歯): すべての歯を失った場合の入れ歯です。プラスチック(レジン)製で厚みがあるため、最初は違和感があったり、食べ物の熱を感じにくかったりしますが、安価で作製できます。
・保険の部分入れ歯(局所義歯): 歯が一部残っている場合、残った歯に金属のフック(バネ・クラスプ)を引っかけます。金属のバネが見えるため見た目に少し影響し、バネをかける歯に負担がかかります。
2. 自由診療(自費)の入れ歯(見た目や快適性を重視したい方)
・金属床(きんぞくしょう)入れ歯: 上あごにあたる部分を薄い金属(チタンやコバルトクロム)で作る入れ歯です。プラスチックの約1/3の薄さにできるため、お口の中が広く感じられ、食べ物の「温かさ」「冷たさ」が素早く伝わり、食事が美味しく感じられます。
・ノンクラスプデンチャー: 金属のバネ(フック)を一切使わない部分入れ歯です。歯茎に近いピンク色の樹脂で固定するため、装着していても入れ歯だと気づかれないほど見た目が自然です。
・インプラントオーバーデンチャー: あごの骨に数本のインプラントを植え、それをボタンのように入れ歯と連結して固定する方法です。入れ歯がズレたり外れたりせず、自分の歯に近いしっかりとした噛み心地が得られます。
「お口の状態」に合わせたオーダーメイド設計が必要
残っている歯の位置、あごの骨の厚みや形、噛み合わせのクセは、誰一人として同じではありません。 あつみ歯科医院では、患者様のお口の状態を精密に分析し、型取りから噛み合わせの調整まで丁寧に行うことで、「痛みが少なく、外れにくい入れ歯」をオーダーメイドで設計しています。
4. まずは相談だけでも大丈夫!あつみ歯科医院でぴったり合う入れ歯づくり
今回は、「入れ歯治療の種類」と「噛める力の限界」について解説しました。
1.入れ歯の噛む力は自分の歯の20〜30%程度だが、適切な調整で快適に食事ができる
2.保険診療・自由診療含め、お口の状態や生活習慣に合わせた種類を選ぶことが大切
3.今の入れ歯で痛みやズレがある場合は、調整や新調で改善できる可能性がある
「今の入れ歯だと食事が楽しくない」「新しく作り直したいけれど、どんな種類がいいかわからない」という方は、諦めずにご相談ください。


あつみ歯科医院へのお気軽なご相談をお待ちしております
当院(福岡市南区あつみ歯科医院)は、2026年7月にリニューアルオープンし、バリアフリー対応、駐車場完備、プライバシーを守る個室診療室をご用意しております。
・今使っている入れ歯の痛みの調整・お直し
・保険と自費の入れ歯の違いについての詳しいご説明
・新しく作製する場合の型取りや噛み合わせの精密検査
どのようなご相談でも大歓迎です。当院では無理に自費治療や作り直しを進めることは絶対にありません。 「まずは相談だけ」「今の入れ歯を診てほしいだけ」でも大丈夫です。
あつみ歯科医院のスタッフ一同、皆様が再び笑顔でおいしく食事を楽しめるよう、優しい笑顔でお手伝いいたします!