指しゃぶりやお口ポカンに注意!子どものあごを歪める「お口のクセ」と出っ歯の関係|福岡市南区曰佐の福岡南区あつみ歯科医院

〒811-1313福岡県福岡市南区曰佐1-24-17

092-707-9515

WEB予約
ヘッダー画像

指しゃぶりやお口ポカンに注意!子どものあごを歪める「お口のクセ」と出っ歯の関係

指しゃぶりやお口ポカンに注意!子どものあごを歪める「お口のクセ」と出っ歯の関係|福岡市南区曰佐の福岡南区あつみ歯科医院

2026年8月08日

指しゃぶりやお口ポカンに注意!子どものあごを歪める「お口のクセ」と出っ歯の関係

はじめに:子どもの何気ない「お口のクセ」、そのままにしていませんか?

「うちの子、小学生になっても指しゃぶりがなかなかやめられない……」 「テレビを見ているとき、いつもお口がポカンと開いているのが気になる」

子育ての中で、お子様のこのような仕草を目にすることはよくあります。「幼いうちだけの可愛いクセだから、そのうち自然に直るだろう」と軽く考えてしまいがちですが、実はこれらのお口のクセは、将来の歯並びやあごの形を大きく歪めてしまう原因になります。

歯科治療の世界では、歯並びやあごの発育に悪影響を及ぼすお口のクセを「悪習癖(あくしゅうへき)」と呼びます。

特に、指しゃぶりや「お口ポカン(口呼吸)」を長期間続けていると、あごの骨の成長バランスが崩れ、上の前歯が前方に突き出る「出っ歯(上顎前突症:じょうがくぜんとつしょう)」を引き起こすリスクが非常に高くなります。

今回は、お口のクセがどのようにあごの骨格に影響を与えるのか、その仕組みと対策について分かりやすく解説します。

図解:指しゃぶりが「出っ歯(上顎前突)」を引き起こす仕組み

まず、指しゃぶりがどのようにお子様の歯並びやあごの骨に力を加え、出っ歯を作ってしまうのか、以下のイラストをご覧ください。

イラストの解説

出っ歯(上顎前突症)を引き起こす2大お口のクセ(悪習癖)

特にお子様のあごの骨格に強い悪影響を与える、代表的な2つのお口のクセについて詳しく見ていきましょう。

左側(指しゃぶりの力): 指をお口の中に入れて強く吸うと、親指が上の前歯を「押し出す力」として働き、同時に下の前歯やあごを「押し下げる力」として働きます。
右側(あごの骨格への影響): 子どものあごの骨はまだ柔らかいため、指しゃぶりによって毎日繰り返し持続的な力が加わることで、上のあごの骨が前に突き出て成長し、下のあごの成長が後ろに押し込まれてしまいます。これが骨格的な「出っ歯(上顎前突症)」を作る原因になります。

クセ①:指しゃぶり(親指などを吸うクセ)

3歳頃までの指しゃぶりは、精神的な安定を得るための自然な発達段階とされていますが、4歳や5歳を過ぎても日常的に続けている場合は注意が必要です。

骨格への影響: 上の前歯が外側に押し出され、下の前歯は内側に押し倒されます。さらに、指を吸う力によってお口の中が真空状態になり、頬から強い圧力がかかるため、上あごの横幅が狭く縦に長いドーム状に変形してしまいます。
噛み合わせの崩れ: 上の前歯と下の前歯の間にすき間ができ、奥歯で噛んでも前歯が噛み合わなくなる「開咬(かいこう)」という噛み合わせの乱れや、骨格的な出っ歯の原因になります。

クセ②:お口ポカン(常に口が開いている口呼吸)

アレルギー性鼻炎やアデノイド(鼻の奥の扁桃の肥大)、または単なるクセによって、鼻ではなく「口」で呼吸をしている状態です。

骨格への影響: 本来、お口が閉じているときは「唇が歯を外側から押さえる力」と「舌が上あごを内側から広げる力」がバランス良く働いています。 しかし、お口が常に開いていると、唇の力が働かないため上の前歯が前に飛び出しやすくなります。さらに、舌の位置が下がって上あごの天井から離れてしまうため、上あごの幅が狭くなり、歯が綺麗に並ぶスペースがなくなって出っ歯やガタガタ歯になってしまいます。

骨格的に歪んでしまったあごへの「小児矯正」のアプローチ

すでにクセによってあごの骨格が歪み、出っ歯の傾向が出始めている場合、子どものうち(小児矯正)に対処することが極めて重要です。

成長期だからこそできる骨格のコントロール

大人の矯正は、固まった骨の中で歯を動かすだけですが、子どもの矯正(第1期治療)では、以下のようなあごの骨自体を整える治療が可能です。

上あごの成長を抑え、下あごの成長を促す: 出っ歯の場合、後ろに引っ込んでいる下あごを前方に成長させるような装置を使い、上下のあごの前後バランスを整えます。
狭くなったあごを広げる: 床装置(しょうそうち)などを用いて、狭くなってしまった上あごの横幅を本来の適切な広さに戻し、大人の歯が抜かずに並ぶ土台をつくります。
お口の筋肉トレーニング(バイオファンクショナルテラピー): 装置と並行して、お口を閉じる筋肉や正しい舌の位置を覚えるトレーニングを行い、出っ歯を悪化させる「口呼吸」や「指しゃぶり」のクセそのものを根本から改善します。

まとめ:何気ないクセは、お口からの「SOS」のサイン

お子様の指しゃぶりやお口ポカンは、単なる見栄えの問題だけでなく、将来の健康な噛み合わせやあごの骨格を脅かすサインです。

骨が柔らかく、あごが成長段階にある子どもの時期であれば、クセを改善し、適切な装置を用いることで、骨格的なズレを健康的な状態へと軌道修正することができます。

「うちの子のクセ、大丈夫かな?」と少しでも不安を感じたら、一度、お口の状態やあごの骨格のバランスを専門の歯科医師にチェックしてもらうことをお勧めします。

福岡市南区でお子様の歯並びやクセのご相談なら「福岡南区あつみ歯科医院」へ

私たち「福岡南区あつみ歯科医院」では、お子様お一人おひとのあごの骨の成長段階だけでなく、歯並びを悪くする日常のお口のクセ(悪習癖)にも着目した小児矯正を行っています。

ただ歯を並べるのではなく、姿勢の改善や、お口の筋肉トレーニング(バイオファンクショナルテラピー)を取り入れ、あごが正しく発育する土台づくりをサポートいたします。お子様のお口のクセが気になりましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

当院では無料相談を受け付けています。

監修者プロフィール

院長渥美 真悟(あつみ しんご)

所属学会

  • 日本歯科麻酔科学会 会員
  • 日本歯科インプラント学会 会員

TOP